【結婚は人生の墓場?】結婚する意味について【結婚おすすめ派からの意見】

雑記

結婚にネガティブな印象を持っている人や、結婚に興味の無い人、結構多いのではないでしょうか。

有名人の結婚があまり幸せそうに見えなかったり、映画やドラマなどでも、どちらかというとあまり幸せでないパターンが描かれていたりして、結婚に対して魅力を感じられない情報が多く目に付きます。

まさに私も結婚に全く興味のないタイプの人間でした。そんな私がひょんなことから結婚に至り、いつの間にか結婚9年目に突入していました。

【結婚は人生の墓場?】結婚する意味について【結婚おすすめ派からの意見】

中年男が結婚するまでの経緯なんて、あまり興味のある人はいないと思うので割愛させていただきますが、今回お伝えしたいのは「結婚、悪くないよ」というメッセージです。

「結婚する意味って何?」とか「結婚なんてデメリットしかない」なんて思っている人に読んでいただけたら幸いです。

新婚当時は幸せを感じる余裕がなかった

私たち夫婦は結婚してすぐに2人で飲食店を開業しました。

当時は慣れない仕事でいっぱいいっぱいだった印象が強く、新婚ではありましたが、今振り返ってみると幸せを感じる余裕があまりなかったように思います。

仕事もプライベートも2人一緒という環境は、仮に夫婦関係が悪くなった場合かなりきつい状況になりそうですが、私たちは比較的温厚な性格だったため、結婚からの8年間はそれほど大きなトラブルに発展することなく過ごしてきました。

そんな中、コロナの問題が発生。

小さな飲食店を経営している私たちはすぐに休業を選択し、コロナの情勢を見ながら再開の機会を伺っていました。

先の見えない日々を過ごす中、どういう店にすればこれからの時代にやっていけるか、再開に向けて本やネットで情報収集を続けていたのですが、そこで出会ったのが「中田敦彦のYoutube大学」です。

休業で出会った学びの宝庫「中田敦彦のYoutube大学」

「中田敦彦のYoutube大学」は、吉本興業に所属するお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の怖そうな方・中田敦彦さんが、人気の書籍をネタに面白おかしく内容を紹介するというYouTubeチャンネルです。

1動画30分くらいの長さですが、その中に本の要点が凝縮されており、短時間で多くの学びを得られます。

店の再開についてのアイデアを求めていた私たちは、主にビジネス本を紹介している回を中心に視聴していきました。

成功とは何か、人の幸せとは何か、ベストセラーの肝となる部分を短期間で学んでいくうちに、「実はいまの自分たちって、すごく幸せだよね」って思える日々が始まりました。

世界で3,000万部を売り上げている超ベストセラー「7つの習慣」。

私は座右の書として数年前から読み続けているのですが、妻はこれまで読んだことがなく、Youtube大学でこの本の素晴らしさを2人で共有できたことはとても嬉しい出来事でした。

コヴィー先生の教えを実行するべく、2人で毎日30分は体を動かす習慣が身につきました。飲食店の忙しい日々ではできなかった、とても重要な習慣です。健康になることに主眼を置いて運動していますが、私は8ヶ月経って8kgほど体重が減りました。

自分たちの心境の変化に対する影響が最も強かったのは7つの習慣でしたが、その後も継続的にYoutube大学で学び続け、最近になって自分たちが感じいてる不思議な幸福感が何なのかを教えてくれる本に出会いました。

「嫌われる勇気」という本です。

「嫌われる勇気」で語られる幸せとは

この本はアドラー心理学とは何かというのをわかりやすく紹介している本なのですが、このアドラー心理学における「人の幸福とは」についての内容を読んだとき、これがまさに自分たちが今感じている幸福感の源なんだと腑に落ちました。

この本では、幸せについてこのように書いてあります。

人は「私は誰かの役に立てている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感することができる。しかしそこでの貢献は、目に見える形でなくてもかまわない。誰かの役に立てているという主観的な感覚、つまり「貢献感」があればそれでいい。そして哲人はこう結論づける。すなわち、幸福とは「貢献感」のことなのだ、と。
(出典元 : 嫌われる勇気)

ここだけ抜粋してしまうと少し物足りない内容に感じてしまうので、ぜひ実際に本を読んでいただきたいのですが、夫婦という関係は、お互いに貢献感を得られる条件を満たしやすい関係なのではないでしょうか。

実際に私たち夫婦は仕事に追われる毎日から離れたことで、相手を思いやる余裕が生まれ、お互いに貢献感を感じるようになり、何気ない日常に幸せを感じられるようになったのだと思います。

本業である飲食店の再開の目処はまだ立っておらず、現在の収入源は副業で細々と続けてきたパソコン業務だけという現状は何とかしなければいけませんが、そんな状況でも精神的に安定していられるのは、信頼できるパートナーが側にいてくれるからこそです。

リタイアした老夫婦がパートナーを失ったとき、後を追うようにこの世を去るという話、よく聞きますが、今はこれ凄くわかります。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

結婚すれば幸せになるとは限りませんが、幸せになる大きなチャンスを含んでいるものであるということ、うまく伝えられたでしょうか。

もし結婚する機会に恵まれた方は、「嫌われる勇気」に書かれている要点をしっかりと押さえて生活することで、毎日幸せな人生を手に入れられるかもしれません。

また、今回の話を逆から考えると、結婚していなくても「貢献感」を感じられる環境にさえあれば、人はいつでも幸せになれるということになります。

「嫌われる勇気」には、幸せにまつわる話以外にも、生きていく上で役立つ知識がたくさん含まれています。最初から最後まで哲人と青年による2人の対話で進む構成も面白く、一気読みしてしまうことは間違いありません。まだ読んでいない方はぜひ一度読んでみてください。

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